主に次のような疾患を担当しています。

1. 肺炎や気管支炎などの呼吸器感染症
   主に抗生物質による治療になりますが、当院では大学病院と協力して治験や自主研究などにも参加しています。

2. 気管支喘息
   最も呼吸器病のなかでは多い疾患の一つですが、慢性期には、ステロイド吸入を中心に治療を行い、発作時には救急外来を中心に対応しています。

3. 肺癌
   癌による死亡率のトップとなっていますが、気管支鏡を中心とした診断を行い、手術不可能な場合は抗癌剤の治療など患者さんともよく話し合い決定しています。

4. 肺気腫、慢性呼吸不全
   呼吸困難が主な症状ですが、症状が強い場合は必要に応じて在宅酸素療法を行っています。

5. 間質性肺炎、びまん性肺疾患
   診断や治療が難しい疾患ですが、CTなどによる画像診断とともに気管支鏡による気管支
   肺胞洗浄(BAL)や生検を必要に応じて行い、診療しています。

消化性潰瘍の治療、早期胃がんや早期大腸がんの発見および内視鏡治療に力を入れており、潰瘍患者のピロリ菌の除菌も行っています。
また膵臓・胆道系疾患では、内視鏡的総胆管結石除去術や、黄疸などの症状改善のため内視鏡的胆管ステント留置術なども積極的に行っています。
近年は在宅・施設入所患者さまの嚥下障害などに対して、内視鏡的胃瘻造設術の依頼に応じ、栄養状態改善を促進しています。

慢性腎炎、ネフローゼ症候群などの疾患はもとより、ＳＬＥなどの膠原病の治療も行っています。
慢性腎不全などの治療である、血液透析は人工透析室で行っています。