薬剤部について
薬剤部では、調剤、製剤、病棟薬剤管理、医薬品管理、医薬品情報管理、チーム医療への参画、これらの業務を通じて、医薬品適正使用の推進、医薬品に係る医療事故の防止および薬物療法の適正化に貢献することを目指しています。

基本方針
病棟業務実施(病棟薬剤業務、薬剤管理指導業務)とチーム医療参加(感染対策、栄養サポート、認知症、化学療法等)を業務の中心に据え、地域の皆様へ質の高い安全な薬物療法を提供できるよう意識して日々の業務を行います。/薬剤部長 濱田秀一
業務内容
病棟業務
病棟毎に決めた責任薬剤師を中心に、病棟薬剤業務と薬剤管理指導業務を行っています。
責任薬剤師は担当病棟のカンファレンスや回診にも参加します。医師、看護師、患者からの質問は多く、担当者に限らず幅広い知識が要求されます。
また病棟業務に割く時間を増やせるように、部署として様々な業務で効率化を心掛けています。

- 薬剤管理指導業務実施率
2023年度 91%(DPC病院全国平均72%)
2024年度 92%(DPC病院全国平均77%)
- 薬剤管理指導業務件数
(月平均) 2023年度 372件
2024年度 363件
- 入院3日以内薬剤管理指導業務実施率
2023年度 77%(DPC病院全国平均55%)
2024年度 79%(DPC病院全国平均56%)
服薬指導

カンファレンス
チーム医療
病棟業務と並び、薬剤師としての知識を活かして治療に貢献する場として、チーム医療へ積極的に参加しています。皆、複数のチームに参加しています。
医療安全管理チーム、抗菌薬適正使用支援チーム、院内感染対策チーム、栄養サポートチーム、認知症ケアチーム、糖尿病ケアチーム、化学療法チーム、医療情報チーム 等々多岐に渡ります。

調剤業務
用法・用量、相互作用、配合変化などの処方鑑査に最も力を入れています。また、調剤過誤を防ぐために、調剤鑑査は薬剤師二名による複数監査法を取り入れています。
- 2024年度処方箋枚数
(月平均) 外来3,754(うち院内11.1%)
入院3,367
- 2024年度注射処方箋枚数
(月平均) 外来752
入院3,473
製剤業務
医師の求めに応じ、エビデンスを確認した上で、市販されていない薬剤を中心に調製しています。週1回午後数時間を調製時間に当てています。
- 2023年度処理件数
(月平均) 29
- 2024年度処理件数
(月平均) 27
無菌調整
注射抗がん剤調製を安全キャビネット内で、高カロリー輸液混合調製をクリーンベンチ内で行っています。また抗がん剤調製は、化学療法委員会で承認されたレジメンのみ、レジメン通りに行われているかを厳格に鑑査した後に行っています。
- 2023年度 請求件数(月平均)
抗がん剤 23
高カロリー輸液 35
- 2024年度 請求件数(月平均)
抗がん剤 10
高カロリー輸液 12
医薬品情報管理業務
医薬品が適正に使用されるように、日々更新されていく医薬品情報を収集・整理し、医師・看護師・病棟薬剤師等に情報提供しています。また、電子カルテ医薬品マスタにも情報を反映させ、システム上からも医薬品適正処方をサポートしています。
新人教育
知識、技能習熟度により、5月から抗がん剤・髙カロリー輸液の無菌調整、6月から院内製剤と医薬品マスタ基本操作、8月から病棟業務、9月から夜間拘束、10月から休日日直が行えるように、プリセプターを中心に指導しています。
1年目からオールラウンダーを目指してもらってます。

2025年入職者(オールラウンダーを目指し頑張っています)
実習生指導
2名の認定実務実習指導薬剤師を中心に、薬学生の受け入れ指導を行っています。実習2日目より病棟実習を行うことを特徴としています。
近年受け入れ実績
2020年度 3名
2022年度 3名
2025年度 1名
スタッフ
薬剤師8名
助手3名

