映像で“つながる”安心医療へ ~映像伝送システムを導入しました~
私たちの地域医療に、新しい安心が加わります。
市立大村市民病院と大村消防署では、救急搬送時の医療体制をさらに強化するために、「映像伝送システム」を導入し、運用を開始しました。
映像伝送システムとは
大村消防署の救急隊に配備されたスマートフォンを使用して、救急車の中から市民病院へ患者さんの状態をリアルタイムで映像と音声で伝えることができるものです。
これにより、医師が搬送中の患者さんの状態をいち早く把握でき、次のようなメリットが得られます。
☑ 病院到着前から医療準備が可能に
☑ 医師の指示による搬送中の応急処置の精度が向上
☑ 受入病院の判断がスムーズに
「救急車の中で診察が始まる」──そんな時代が、もう始まっています。
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皆さまへのお願い
映像伝送システムを使用する際は、事前に患者さんやご家族などに口頭で撮影及び録画の同意の確認を行います。プライバシーに十分配慮し、適切に録画データを管理しますが、同意をいただけない場合は映像伝送システムは使用しません。
地域の医療を支える仕組みとして、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
研究について
当院は北里大学の研究「救急医療における映像伝送システムを用いた多施設前向き観察研究」の実施医療機関として登録されています。
同意が得られた患者さんの搬送時の映像データを研究機関へ匿名化して提出し、AI等により解析を行い、救急現場における新たな価値の創出を目指しています。